はじめに
朝、目は覚めているのに、すぐに何かを始める気になれない。
起き上がるまでの数分、あるいはコーヒーを淹れる前の時間が、
どこか宙に浮いたように感じられることがあります。
何かをしなければ、という気持ちと、今は動きたくない感覚が重なって、
その間に立ち尽くしてしまうような朝です。
そう感じるのは、不思議なことではありません。
一日の始まりに、すぐに役割や目的を求められることの方が、
少し無理をしているのかもしれません。
朝の切り替え
眠っていた時間から、起きている時間へ。
朝は、その切り替えの途中にあります。
体も頭も、同時に目覚めるわけではなく、
どこかに時差のようなものが生まれます。
そのずれがあるまま、すぐに何かを始めようとすると、
落ち着かなさが残ることがあります。
まだ切り替わっていない部分が、静かに抵抗しているようにも見えます。
何もしないという状態
「何もしない時間」と聞くと、
無駄や停滞のように受け取られることもあります。
けれど、朝の何もしなさは、空白というより、準備の途中です。
布団の中で天井を見ている時間。
窓から入る光をぼんやり眺める時間。
それらは、外からは何も起きていないように見えても、
内側では少しずつ目覚めが進んでいます。
置いておく感覚
朝に、何かを始めないといけない気がするとき、
その焦りを無理に消そうとしなくてもいいのかもしれません。
ただ、今は置いておく。
すぐに扱わなくてもいいものとして、横に並べておく。
そうすると、時間が敵ではなくなります。
追い立てられる感じが薄れて、
朝の空気に少し余裕が生まれます。
途中の風景
何もしないまま、しばらく時間が過ぎる。
時計を見ると、思ったより経っていることもあります。
何も進んでいないようで、少し不安になる。
でも、その間に体は起き上がる準備を終え、
呼吸は整い、頭の中のざわめきも弱まっています。
途中の時間は、見えにくいだけで、ちゃんと動いています。
一日の始まり方
一日は、必ずしも勢いよく始まらなくていい。
静かに、何も決めないまま始まる日もあります。
その方が、後から自然に流れに乗れることもあります。
朝に「何をする日か」を決めなくても、
体が動き出すタイミングはやってきます。
始まり方は、一つではありません。
まとめ
今日は、何もしない時間から始めてもいい。
すぐに動けなくても、一日はちゃんと始まっています。
読んで、少し気持ちが緩んだなら、それで十分です。
何もしない時間も、暮らしの一部です。
その静かな始まりがあっても、日々は続いていきます。
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